特別展「岡倉天心と日本彫刻会」

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こんにちは、岡山市・倉敷市の中間で歯科医院をしている、歯医者の山下です。

特別展「岡倉天心と日本彫刻会」というタイトルに引かれ、田中美術館にはいってみました。

さてさて、岡倉天心の作品は??
もらったパンフの表紙のこの作かな?? でも、名前がちがうな・・・みたいな・・・。image1.jpg

このパンフの作品は米原雲海「二祖」というもので、会場正面におかれていました。
この作品が今回の展示会の目玉であることは間違いありません。

説明文では、 達磨大師に自らの意思の固さを表わすために、斧を振りかざして 左手を切り落とす寸前の、禅宗の二代目、二祖 慧可を表しているとのことです。近くでカップルが「実際、切ったりしないよ意気込み意気込み~」と言っていましたが、そうではありません。

つい先日、岡山美術館で開かれていた展覧会で雪舟の「慧可断臂図」(国宝) を見ていましたので、さらに実感が沸きました。

さらに作品を見て行くことに・・・。
個人的には下のパンフの右上の田中作「黄初平」がよかったですね。今にも動き出しそうなりアル感がたまりません。

image2.jpg

さて、ずーーーと見ていっても、岡倉天心の作品はありません。あったのは書だけでした。

で、美術館の人に「岡倉天心は??」って聞くと、ちょっとあきれたような顔で、「岡倉天心は作家ではありません。お世話した人です。」って・・・。
「そ、そーーなの??じゃーしかたないよね、なるほどなるほど・・・・。」って、「あのタイトル、そーゆー意味なの??」
彫刻界では常識でしょうが、知らない人が見たら、私と同じ感違いをするはず!・・・のはず??と思ってしまいました。

101107-23.jpg

このあと、近くの井原市文化財センター「古代まほろば館」に行って、古代の遺物を堪能しました。
この施設が無料ってのもすごいことですね・・・。

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